マッチョに学ぶアニメ塗り(`・ω´・ )


アニメ塗り、という言葉があります。
少ない色数でクッキリ陰影をつける塗り方の事です。
元々は手間を省くために作られたであろうこの塗り方。
上手に塗れない我々のような素人にはとってもありがたい存在だったりします。
色数が少ないから塗りやすい割に仕上がりがスマートかつ綺麗に見える感じ。
そんなわけでその辺を適当に講座したいと思います。

まっちょ
まずは主線。
GAで例を作るのがちょっと面倒だったのでフォトショで殴り書きだけど、まずは線。
この線に囲まれている白い部分部分を塗る事になるわけです。
今回はゴツゴツした男性ボディと、あんまりゴツゴツさせたくない女性ボディのふたつ。


全体を肌色でペタペタ。
肌色を作るとき、ちょっと赤を多めにするとインディアンみたいな肌に、
緑を多めにすると我々黄色人種カラーに、青を多めにすると紫色の血色悪い人になるよ。
ここでは少々赤め。キッチリ塗ると最初は変な色と思っても最終的には違和感なく見えます。
真っ赤にして赤鬼、緑にしてナ○ック星人、などなど、この色次第で色々選択肢が広がるのです。


次は影のメインとなる色を塗ります。
これがアニメ塗りのキモ!これの付け方次第で最終的な出来が変わります。
光源を考えて適当に塗ってみよう。
光源たって小難しい事は考えなくていいよ。
上から光が当たるんだから、下は影で・・・とかでいいよ。
本当は違うんだけど、光が当たってる方向が統一されていれば、大して違和感もないので難しく考えないように(´゜ω゜`)


男性のボディは筋肉ボコボコにしたいので、筋肉の束ごとにクッキリゴツゴツシャドウをつけているけども、
女性のほうはフワフワやわっこく見せたいので控えめに。
女性のほうに男性みたいに塗り込んだら筋っぽくて気色悪いし、
男性の方を女性みたいに塗ると、元のラインがゴツいからちょっと物足りないよ。
この色を控えめに塗ると本当に物足りなくなっちゃうので、「塗る勇気」を忘れずに。


次は元より明るい色を入れてみよう。
これは「ハイライト」です。
これを明るく入れる事で肌が艶っぽくなります。
これぞツルツルたまご肌。
これを入れるとちょっとプラスチックっぽくなっちゃうんだけど、
アニメ塗りってのはそういうモンなんです。
ボディビルダーがオイル塗って光らせる・・・みたいなモノと考えてちょ。

ここまでくると、女性の方はもうこれで完成でいいかな。
男性のほうはさらにゴツゴツ感を増すために色を増やします。


というわけで影より深い色をさらにプラス。
女性も一応足してみちゃった。
今回はこれで完成です。
男性ボディはゴツゴツ、女性ボディはプニプニして見える・・・よね?(´゜ω゜`)
こんな感じで、実は立体感っていうのはカンタンに出せるものなのです。
明るい部分は飛び出て見えるし、暗い部分は引っ込んでみえるというか、なんというか。
服のシワだろうが、鎧の凹凸だろうが、これがあれば表現出来ます。

ただし、布を布に見せたい、金属を金属に見せたい・・・この辺を考え出すと地獄が見えてきます。
質感の表現は正直シロウトには厳しいよね(`・ω´・;)
何事も勉強なのです。

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